本と出会い、自分の世界を広げよう
5冊の絵本を集めています!
地球の木は2022年度、NPO法人「ラオスのこども」をカウンターパートとして「絵本や図書を通じたラオスの子どもたちの教育環境向上プログラム」に取り組みます。このプログラムではラオス国内の支援活動に加え、国内活動として「日本の絵本にラオス語翻訳シートを貼付して、絵本の少ないラオスに届ける活動」を行います。
地球の木が募集している5冊の絵本がお家に眠っている方は、ぜひご寄付ください。みなさまのご協力がラオスの子どもたちの未来を広げます。
■募集している絵本
①『ぐりとぐら』なかがわりえこ 作・おおむらゆりこ 絵(福音館書店)
②『モチモチの木』斎藤隆介 作・滝平次郎 絵(岩崎書店)
③『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック 作(冨山房)
④『わたしのワンピース』にしまきかやこ 作・絵(こぐま社)
⑤『スーホの白い馬』大塚勇三 再話・赤羽末吉 画(福音館書店)
■寄付方法
絵本を地球の木まで、郵送等でお送りください。
関内にある事務所にお持ちいただくこともできます。
※送料はご負担ください。
※事務所はJR関内駅から徒歩3分です(事務所アクセス)。不在にする場合がありますので、事務所にお持ちいただく場合は事前にご連絡ください。
発送先:
〒231-0032
神奈川県横浜市中区不老町1-3-3フェニックス関内2F
特定非営利活動法人 地球の木 宛
TEL:045-228-1575
※ 絵本が入っていることを、封筒等にご記載ください。 |
■募集期間
2022年6月1日~2023年3月15日
■絵本の使途
ご寄付いただいた絵本は、ラオス語翻訳シートを貼付し、NPO法人「ラオスのこども」のラオス事務所に送ります。その後、団体が設立したラオス全国の学校図書館(約340校)に届けます。
※ラオス語翻訳の貼付ボランティアも募集します。ボランティア会場、もしくは、ご自宅で参加していただけます。詳細が決まりましたら、当ホームページ、インスタグラム(アカウント名: et_laos_tosho_hakphun)に掲載します。
■なぜ、ラオスに日本の絵本を送るの?
ラオスでは統一してラオス語(ラオ語)で教育が行われています。ラオス語は全人口の半分以上を占めるラオ族が使う言葉ですが、ラオスは約50の民族が暮らす多民族国家であり、口承文化を持ち文字文化を持たなかった民族もいます。また、ラオス語が母語でも、子どもたちが文字に触れる機会が少ないため、学校で初めてラオス語や文字に出合う子どもたちがいます。学校に進んでからも自分の教科書がないことが多く、書店や図書館がほとんどないラオスでは学校以外で「読む」機会を持てません。普段使わない言葉、初めて出合う難しい文字を習得することができず、初等教育でドロップアウトしてしまう子どもも少なくありません。*1
子どもたちが本を通して文字を覚え、本を読むことにより、自分の世界を広げ、自分の力で人生を選択していくことができるようなることを後押しするため、「日本の絵本にラオス語を貼付して送る」活動を支援します。
*1:ラオスでは学年を上がる毎に進級試験があります。初等教育での中退率、留年率はともに1年生が1番高く、生活言語がラオス語でないことも一因となっています。
■NPO法人「ラオスのこども」
今なお十分な教育を受ける機会がないラオスの子どもたちの成長を願い、1982年から日本とラオスを中心に活動を続ける国際NGOです。おもに「学校・地域での図書館開設」「図書室運営と活用の研修」「図書・紙芝居の出版」「作家・編集者の育成」、子どもが集い学べる「子どもセンター」の運営支援を行い、ラオスの子どもたちが自ら学ぶ力を伸ばす環境づくりに取り組んでいます。
⇒ NPO法人「ラオスのこども」団体ホームページ
■地球の木の「絵本や図書を通じたラオスの子どもたちの教育環境向上プログラム」
地球の木は2022年度、NPO法人「ラオスのこども」をカウンターパートとして「絵本や図書を通じたラオスの子どもたちの教育環境向上プログラム」を行います。このプログラムではNPO法人「ラオスのこども」の「日本の絵本をラオスの学校図書館に送る活動」に協力する他、ラオス国内での「図書室運営と活用の研修」と「環境絵本の出版」を支援します。
プログラムの愛称は「ハックプン(ມັກປຶ້ມ)」。ラオス語で「本が好き」という意味です。